個人プロジェクトの3rdアルバム「Embrace」が6月22日に発売となりました。
アルバムの情報ページはこちら
https://yukayanagihara.com/embrace
(以下アルバムリリースまでの経緯です。長いです。)
今回はピアノとベースのDuoアルバムとなりました。
柳原由佳トリオでもお馴染みの山田吉輝くんを迎えてのDuo構成、
「トリオ−1」と思っていたら何のその、トリオとまた一味違った世界観、雰囲気になりました。
最初は全く予定していなかったんです、、今回のアルバム。
それが昨年12月に急遽レコーディングすることにしまして(しかも私の誕生日!)1日でダダダーっと録りました。
山田くんは今New Yorkを拠点に活動しています。
年に1、2度一時帰国する時にライブを行っていまして、昨年12月に帰国していました。
その時トリオライブは決行出来たけれど、次いつ帰国できるか分からない。
昨今の世界的情勢も経済も不安定な時期だからこそ彼が日本に居る間に「今できることをやろう」という気持ちになり、急でしたが録音にチャレンジすることにしました。
今までにも山田くんとのDuoライブは過去に何回か行っていまして、Trioではオリジナル曲をメインに演奏するのに対してDuoではJazz Standardを多めに取り入れたセットリストが多かったので、当初はその様な構成にしようと思っていました。
しかしあまりに急に決まったので予算もなく、著作権申請などの費用を考えると既存の曲を演奏することは厳しい状況で、急いで曲を書きました。
そういう経緯もあり、数曲スタンダードナンバーっぽい曲をあえて書きました。
皆さんも同じかと思いますが今思い返すと、2020年は世界中が混乱の最中であり、渾沌としていました。自分自身も経験したことのない事ばかりの1年でした。
それに加えて私事ですがまだ若い愛猫を12月末に病で亡くし、何とも言えない虚無感、希望を持ち自分なりにベストを尽くしても願えども叶わない事が続いた辛い時期でした。
そんな時に大きな支えとなった存在が音楽、家族、仲間でした。
音楽を一緒に奏でる仲間、そして家族への感謝の気持ちや愛する暖かな気持ちでした。
アメリカ・ボストンの秋の景色が好きで、かつて住んでいた通りをイメージした曲を書いたり、好きな花の名前を書いてみたり。まさに録音をしたその時にしか表せない曲だったり演奏が収録出来たかなと思っています。
書いた時期と収録が冬だったので、秋と冬にまつわる曲が多く、
バラード中心のアルバムとなりました。
レコーディングし終わってもしばらく音源を置いていたのですが、家族に聴いてもらったところ、「聴いていて落ち着く」と言ってもらえた言葉がリリースへの動きにつながりました。
「テンション上げたい!元気を出したい!」という方には強くお勧めしませんが(笑)、作業のBGMだったり、疲れた時にほっと一息つきたい時などに聴きやすいのかなと個人的には思っています。
楽しんで頂けたら、幸いです。
試聴動画もあります。
公式通販サイトでは、CDの他にダウンロード版もご用意致しました。
今回のダウンロード版はflac音源(16bit/44.1kHz)とmp3音源のセット版と
flac音源(24bit/96kHz)の2タイプをご用意しました。
flac音源のみのバージョンは数値の通り、24bit/96kHzのハイレゾ版となります。
ハイレゾ再生環境のある方は是非お買い求め下さい。
ダウンロード販売についての注意点などは以前の記事になりますが、こちらへ
https://yukayanagihara.com/news/1439
通販サイトはこちらから
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